船場は大阪の歴史的中心市街地で、北は土佐堀川、東は東横堀川、南は旧長堀川(現在は長堀通)、西は旧西横堀川(現在は阪神高速道路)に囲まれた南北2.1km、東西1.1kmの約230haの区域です。
船場は職住遊が調和するまちです。歴史的な町割りのなかに現代的なオフィスや近代建築をはじめ江戸時代から続く老舗、オシャレなブティック、住宅などが混在し他にはない都市的魅力があふれています。
豊臣秀吉が大阪城下町経営のため、4つの堀川の内側に商人を集めて形成した船場は、江戸時代には天下の台所として日本経済の中心地であり、上方文化の中心でもありました。
関西の銀行や総合商社の本社が集積した船場は、オフィス街としての色あいが圧倒的に強かった時代もありましたが、優れた都心居住地域としても見直されるようになったことで、マンションとともに飲食・物販店舗なども充実しはじめ、いまでは職住遊が混在し、エリアごとに複合的な都心の魅力があふれる街に進化しています。
船場という町名はありません。船場という駅もありません。でもこの船場という地域名にはたくさんの人たちの誇りや思いがつまっています。
あなたも古い歴史と豊かな市民文化が息づくまち「船場」の散策をどうぞお楽しみください。